ご家族の皆様へ

脳卒中やさまざまな病気によって後遺症が残ってしまうことは、ご本人さま同様ご家族の方も非常に悲痛かと思います。最近では、脳卒中の初期症状を見逃すことなく病院を受診される方が多く、以前ならば助からなかった命も今は助かるようになりました。
しかし同時に後遺症と向き合いながら生活している方々が増えているのも現状です。
当施設ではご家族の方に対しても、役立てる情報を提供し、少しでもサポートできればと考えております。

長く継続してリハビリを続けていくために

脳卒中という病気は、寝たきりになってしまう原因の一つで、片麻痺や感覚障害などの後遺症が残ることがあり、再発しやすいといわれています。一命をとりとめても、介護が必要となることがほとんどです。

脳卒中による片麻痺、感覚障害などの後遺症、肩や腰、膝の痛みなどの諸症状を和らげるためには、継続してリハビリを続けることが大切です。リハビリを継続することで、自分でできることが増え、よりよい生活を送ることができます。

ストレスを抱えないように
専門家に頼ってください

退院時、病院の医師からさまざまな指導をされます。またリハビリでも、ご家族の方へ適切な介助方法を指導されたかもしれません。
しかし、退院時の身体の状態と現在の身体の状態は異なることが多いため、退院時の運動・介助方法が今の状態に合っているとは限りません。状態に合っていない運動・介助方法では、改善するものも改善しません。
また、病院で行っていたようなリハビリを介護サービス・介護施設で求めても困難な場合が多いため、ご利用者さま自身にとても大きなストレスや不信感を抱かせてしまうことがあります。
ご本人さまやご家族さまだけでこの問題に悩んでいても解決しません。ぜひ、私たち専門家にご相談ください。

やりたいことを諦めないでください

リハビリはご本人さまのモチベーションがとても重要となります。モチベーションを維持するためには「目標」をしっかり持ち、目標を達成したら「こうしたい」というビジョンを明確に持つことが大切です。

しかし、痛みが続いたり、思うように改善しなかったりすると、ご本人さまのモチベーションは低下し、「リハビリに行くのが億劫」と嘆かれることがあります。脳梗塞メディカルリハは予約制です。心身の状態によって、時間や日付をずらすことが可能です。ご本人さまの身体のリハビリだけでなく、モチベーションも一緒にサポートしていきます。

リハビリに対するモチベーション維持のために

短期間での目標達成

以前できていた動作ができなくなるという精神的ストレスを解消させるには、短期間での改善・結果を出していくことが大切です。改善に向けたリハビリの目標を一緒に設定し、目標を達成していくことがモチベーションUPへと繋がります。 脳梗塞メディカルリハでは目標達成に向けた「リハビリプラン」を専門スタッフが丁寧に作成していきます。

改善する喜び

一度のリハビリで大きな変化がでなくても、心配することはありません。改善は「継続」することで実感できるのです。コツコツとリハビリを重ねることで小さな一歩が大きな一歩へと変わります。
脳梗塞メディカルリハでは、毎回リハビリ前後の変化を細かく分析いたします。ご自身の変化を目で身体で体感してください。

継続したくなる気持ち

明確な目標設定があること、目標を達成する!という気持ち。これがリハビリを継続させるモチベーションへと繋がります。
このモチベーションを維持、向上していくということは、決して容易なことではありません。目に見える改善が出ない場合、リハビリに対して消極的になってしまいます。しかしこれは誰にでも起こることです。今日は行きたくない・・・そのような時は、無理に行く必要はありません。他の日に変更していただいて構いません。継続してリハビリが行えるように、ご本人さまのペースに沿って行っていくことが大事だと考えております。