お知らせ
【改善事例】脳出血発症より1年(男性・50歳代)
~手足だけじゃなくて、体幹も大切!~
こんにちは。脳梗塞メディカルリハのPT(理学療法士)市川です。
本日は、担当させて頂いたお客様の改善状況を報告させて頂きます。
脳出血を発症されてから、腕から手にかけての動かしにくさや歩く動作中に、力が入り過ぎて足首が持ち上がりにくいという訴えがありました。
初回リハビリ時は、足を降り出す際に余分な緊張が走ってしまい、腰からぐっと体を固めて足をぶん回すように振り出しを行っていました。
運動をスムーズに遂行していくためにも姿勢を適切にコントロールするということが大切です。
手や足を使ってバランスを取ることも大切ですが手足の動作を行う上で、最も重要になってくるのが『体幹』と呼ばれる部分です。
姿勢を正しく保つためにも重要な働きをしています。
今回は『体幹』に着目し、姿勢をコントロールすることにより実用性のある歩行を目指し介入させて頂きました。
当院では、主にPNFと他の徒手療法を取り入れたアプローチを行っています。
PNFとは、筋肉や関節などに存在する様々な感覚受容器に一人一人に合った適切な刺激を与えることで、神経と脳への流れを活性化しより運動を行いやすくします。
神経から筋肉への流れが活性化され適切なタイミングで働ける環境をつくり姿勢をコントロールできることで、体はバランスを崩すことなく、動作を遂行することが可能となっていきます。
これらを取り入れたアプローチを行わせて頂き姿勢のコントロールや歩く動作が安定したことで、手足に余分な緊張が抜けて振り出しがスムーズに行なえるようになりまた歩くスピードも格段に上がってきました。
これからもご本人様が希望としているさらなる歩行の安定を目指し、今後は野球や釣り等の趣味活動がしたいという新たな希望もあり、夢溢れる未来へ貢献できるように私達スタッフも全力でサポートさせて頂きます!
最後まで読んで下さりありがとうございました。