疾患やお悩みについて

整形外科疾患(骨折・腰痛疾患)について

骨折の問題は患部だけではない

「骨折」とは、骨に外的な力が加わることにより、骨が壊れた状態を言います。ポッキリと折れてしまう骨折だけではなく、「ヒビ」「骨の一部が欠ける」「骨がへこむ」などの状態も骨折に含まれます。 基本的に骨は丈夫であるため、健康な人では相当大きな力が加わらないと骨折はしません。しかし、「病的骨折」といい少しの力が加わるだけで骨折してしまう場合があります。病的骨折は、病気や薬の副作用・加齢などのが原因で骨が弱っているために起こります。 また、部活や社会人のスポーツなどでよく見られるものとして「疲労骨折」があります。疲労骨折は、同じ部位に継続して力が加わり続けることにより起こる骨折で、健康な骨でも起こります。じんわりと折れるので、長引く痛みを主訴に病院を受診して発見されることが多いです。
骨折の回復・治癒の期間には年齢・体力・骨折の部位・周囲の組織などが影響するため、個人差があります。

骨折はおおむね以下の過程を経て治癒へ向かいます。
【第1期】骨折血腫期(負傷後8日~10日前後):負傷部位の周りの血液から血腫ができ、出血が止まると炎症が起こります。
【第2期】軟化骨形成期(負傷後10日~25日前後):柔らかな組織が、繊維状から軟骨程度へと再生されます。
【第3期】骨芽細胞増殖期(負傷後20日~60日前後):軟骨から一般的な骨状に変化しますが、硬度には個人差があります。
【第4期】硬化期(負傷後50日~180日前後):元の骨組織にほぼ近い状態まで回復します。
【第5期】改変期(負傷後4か月~12か月前後):完全な骨に回復します。

骨折の直後は、痛みが強く、骨折部位の周辺は炎症を起こしたり、筋肉の損傷を伴っていることが多いため、まずは骨折部位を安静にし、骨を正しい位置へ安定させることが最重要です。
また、骨折部位を庇うことで姿勢のゆがみや他の部位の痛みが生じることもあります。整形外科や接骨院(整骨院)での治療では、マッサージや電気治療を行いますが、患部しか見てもらえず姿勢や他の部位の痛みは放置されることも少なくありません。患部の状態だけではなく、他の部位もよく意識して見ることが重要です。

骨折部位(患部)だけをみないことが早期改善のコツ

骨折に対する代表的な治療法は以下の3つです。
・外科手術
・内科的治療(薬の服用など)
・リハビリによる機能改善、痛みの軽減、姿勢の修正

筋肉や関節は、数日間動かさないだけで萎縮(筋肉が細くなる)や拘縮(関節が固くなる)を起こします。そのため、以前はギプスが取れてからリハビリを開始するのが一般的でしたが、近年は、萎縮や拘縮を予防するために早期にリハビリを開始するようになりました。痛みを伴わない部位のリハビリは負傷後数日もしくは骨折の処置をした直後から始めることが理想です。また、痛みが点在・長期化している場合でも、適切なリハビリによって改善が見込めます。骨折の状態によりリハビリが異なりますので、必ず専門の療法士の指導のもとで行いましょう。

以下に骨折後のリハビリの例をご紹介します。
【関節可動域練習】
はじめはゆっくりと、痛みの出ない範囲で関節を動かします。過度に動かすと関節が損傷する可能性があるため、専門職に相談して行いましょう。同時に筋肉のマッサージなども行うと、より効果が得られます。
【筋力強化練習】
骨折部位を動かさない期間、近位の部分も筋力が低下していくため、骨折部位の周辺の筋力を強化する練習を行うと良いと言われています。骨折の部位により練習内容が異なるため、理学療法士や作業療法士などのリハビリの専門職から指導を受けることが大切です。

自費だからできる骨折へのリハビリ

骨折へのリハビリは患部だけをみず、全身をきちんとみることでです。そして何となくマッサージや電気治療をするということが多くなされていますが、それでは骨折部位(患部)が治った後も他の辛い症状に付き合わなければなりません。そのため早期から全身をみれる専門家にチェックをしてもらい、適切な運動プログラムを組む必要があります。外来や接骨院(整骨院)では1回のリハビリで行うのは概ね20分程度ですし、その短時間ではできる運動に限りがあります。リハビリが必要な方にとってそれでは効果が実感し難いと思います。そこで、当施設では約60分リハビリを行い、お身体の状態に合わせて筋力を強くし、かつ受傷前の身体に治すことを目的とした内容で行います。
そして、国家資格を持ち、病院での現場経験も豊富なスタッフが対応しますので、生活上のお悩みや今後の経過についてのご相談も受けられます。

骨折のお悩みを抱える方へのメッセージ

「時間が経てば良くなる」と安易に考えていませんか?それは非常に危険なことです。ここでは、早期に良くなることを目指しています。
「もっと楽に動きたい」「今のリハビリに効果が感じられない」「もっとリハビリをしたい」と思われる方の気持ちに応えるリハビリを提供します。

腰痛による安静は危険

腰は、日々重い身体を支え、日常的に使うことが多い部位であるため痛みが生じやすいと言われています。
腰痛のために動くことが億劫になり、活動量が減ると筋力が低下し、さらに腰痛を助長してしまうという悪循環へ陥ります。さらには最悪の場合うつ病につながることもある恐ろしい症状です。
腰痛は、一時的なものと思わず、腰痛になってしまった原因を究明し対策をとることが賢明です。

細かく分けると、腰痛には以下のような症状があります。
・重い物を持った時や腰をひねった時に痛みが発生した
・腰に重苦しい痛みが続く
・腰痛に伴い足がビリビリと痺れる

腰痛は様々な原因で起こりますが、原因により起こる症状が異なる場合があります。

以下に腰痛を引き起こす基本的な疾患を説明します。
【急性腰痛症】
急性腰痛症は、「ぎっくり腰」と呼ばれるもので、重い物を持ち上げた時などに突然腰が痛くなります。多くは腰周りの強い痛みが続き、徐々に痛みが落ち着いていきますが、場合によっては痛みが増悪したり、発熱する場合もあります。
【腰椎椎間板ヘルニア】
腰椎とは、背骨の腰の部分を構成する5つの骨のことを言います。腰椎には骨と骨の間に椎間板というクッションの役目を持つ軟骨があります。しかし、この椎間板が何らかの原因により正常な位置から外れると、後方の脊髄や神経根(脊髄から出る神経線維)を圧迫してしまいます。これが腰椎椎間板ヘルニアです。 腰椎椎間板ヘルニアでは、多くの場合腰痛と合わせてお尻から足にかけての痛みや痺れが生じます。また、稀に尿や便が出にくくなる排尿障害や排便障害を起こすこともあります。
【腰部脊椎管狭窄症】
腰部脊椎管狭窄症とは、背骨の中の脊髄が通る空間が狭くなる病気です。 腰痛と合わせて足の痛み・痺れなどが症状として現れますが、足の痛みは立位や歩行時に生じ、安静にすると症状が軽減するという特徴があります。
【腰部変形性脊椎症】
加齢などの原因により椎間板や腰椎が変形する疾患です。初期は無症状である場合が多いですが、変形が進むと神経が圧迫され、腰痛や背中の痛み、足の痛み・痺れを起こすことがあります。

腰(患部)ではなく全身をみることが早期改善のコツ

腰痛に対する代表的な治療法は以下の3つです。
・外科手術
・内科的治療(薬の服用など)
・リハビリによる機能改善、痛みの軽減、姿勢の修正

腰痛は、その苦痛と治りにくさから「安静にしていても治らない」「腰痛は付き合っていくしかないと言われたが諦めきれない」「湿布を貼っても痛みが取れない」といった声が多い症状です。
腰痛は患部だけ見るのではなく、全身の筋肉を強化し、体幹機能を高めることで改善します。体幹機能と腰痛は密接な関係があるのです。
専門家によるプログラムで、腰痛の起こる原因にアプローチをしていきましょう。

自費だからできる腰痛へのリハビリ

腰痛へのリハビリは安静だけでは良くなりません。そしてマッサージや電気治療は一時的な効果はあっても根本を良くすることにはなりません。私たちはベテランの専門職が全身を把握し、適切な運動プログラムを組んでいます。外来や接骨院(整骨院)では1回のリハビリで行うのは概ね20分程度ですし、その短時間ではできる運動に限りがあります。リハビリが必要な方にとってそれでは効果が実感し難いと思います。そこで、当施設では約60分リハビリを行い、お身体の状態に合わせて筋力を強くし、かつ受傷前の身体に治すことを目的とした内容で行います。
そして、国家資格を持ち、病院での現場経験も豊富なスタッフが対応しますので、生活上のお悩みや今後の経過についてのご相談も受けられます。

腰痛のお悩みを抱える方へのメッセージ

「一生付き合っていかないといけないのか」と諦めていませんか安易に考えていませんか?それは非常に残念なことです。当施設は腰だけでなく、全身をみることで結果的に腰痛を改善しより生活しやすくなることを目指しています。
「もっと楽に動きたい」「今のリハビリに効果が感じられない」「とにかく痛みをなんとかしたい」と思われる方の気持ちに応えるリハビリを提供します。